とも@パパブログ

モットーは『普段の生活をちょっぴりハッピーに!』1歳の息子を育てるパパ兼リーマンです。家事/育児/生活に関するオススメグッズや方法、お得情報を発信!

【悲報】盗まれた僕の相棒

本日の天気予報。明け方から天気が崩れ始め、終日雨模様となるでしょう。朝、家を出るときには雨は降っていなかったが、こりゃ帰りは雨だなと思い、愛用している黒い持ち手の透明ビニール傘70cmを持って家を出た。

 

この黒い持ち手の透明ビニール傘70cmが僕の相棒だ。

 

会社の駐車場に着いてもまだ雨は降っていない。僕は傘を差すことなく建物に到着し、今日の帰りに僕を雨から守ってくれる黒い持ち手の透明ビニール傘70cmをロッカーに入れた。

 

共用の傘立てもあるのだが、これはなるべく使いたくない。理由は、8年勤めた会社で(今日から9年目)通算8回も、愛用している黒い持ち手の透明ビニール傘70cmを盗まれているからだ。なんとモラルのない人間がいることだろう。盗まれる度にそう思っては新しい黒い持ち手の透明ビニール傘70cmを購入していた。それでも共用の傘立てを使うのは、雨で濡れた傘をロッカーに入れて、ロッカー内が濡れてしまうのはごめんだからだ。なので渋々ではあるが共用の傘立てを使っている。

 

部署での朝礼が終わり、仕事がスタートした。午前の仕事が終わるチャイムが鳴り、ふと外に目をやると窓ガラスが濡れていた。雨だ。天気予報の通り。僕は社員食堂でお昼ご飯を食べているのだが、我が社では食堂に行くために外を歩く必要がある。少し早めに相棒の出番が来た。ロッカーに向かい黒い持ち手の透明ビニール傘70cmを取りだし食堂へ。9代目になる相棒は2年ほど盗まれずに使っているので、透明と言いつつ少し色がくすんでおり、柄の部分が少し錆びている。

 

昼食を済ませた僕は黒い持ち手の透明ビニール傘70cmを差して自分の所属する建物に戻った。傘が濡れてしまったので共用の傘立てを使わざるを得ない。渋々ではあるが共用の傘立てに黒い持ち手の透明ビニール傘70cmを入れた。他のビニール傘と間違われないように、分かりやすいようにするために、布傘に挟まれるような位置で、かつ、なるべく端のほうに入れた。

 

そして仕事が終わり、ロッカーで着替えを済ませた。外を見るとまだ雨が降っている。大丈夫。僕には相棒がいるから。そう思って共用の傘立てに向かう。ん?待て。ここに入れたはず。ほんの数時間前に自分で入れた傘の位置を忘れるはずがない。傘立てを隅から隅まで見渡した。ない。ない。はぁ。やられた。

 

僕は相棒を盗まれた。これで9回目。結局、年に1度のペースで盗まれていることになる。間違えられた可能性は0に等しい。共用の傘立てにビニール傘は1つも残っていなかったから。ビニール傘が1つでも残っていたのなら僕の相棒と間違えたのかもしれない。でも1つも残っていなかった。布傘とビニール傘を間違えはしないだろう。朝は雨が降っていなかったから傘を持たずに来た人が、僕の相棒を差して帰ったと考えるのが普通だ。まあいいよ。色もくすんでいたし、錆びていたし、買い替え時だったのかもしれないとでも思おう。僕は怒りよりもなんだか少し寂しい気持ちで雨の中を小走りで車に向かい帰路についた。

 

僕の傘で雨に濡れずに帰れた人がいるのなら、それはそれでいい。その人の体は僕の傘で雨には打たれなかった。でもその人の心には止まない雨が降っていて、その人の心は雨に打たれているんだろう。

 

自分がよければそれでいい。そういう考えだから傘を盗るんだろう。寂しい心だ。

 

この記事が僕の傘を差して帰った人に届く可能性もまた0に等しいかもしれないけれども、もし届くことがあるのであれば、その人の心の雨が止んで、せめて曇りになってくれることを祈るばかりだ。

 

 

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